就業不能保険とは?
日本生命に新卒で入社して、社会人1年目の時に発売されたのが「もしものときの生活費」やな。
今は日本生命におらんから、踏み込んで解説するで!
「もしものときの生活費」とは、「就業不能保険」のことです。日本生命では商品の愛称として「もしものときの生活費」と呼ばれます。
各社違う名前で呼ばれていますが、全て就業不能保険です。
就業不能保険とは、病気や怪我によって働けなくなり、長期間収入を得ることができない就業不能状態になった場合に、保障を受け取ることができる保険です。
給与の補填として、毎月一定額を受け取ることができます。
保険の考え方の基礎については「元大手生保マンが教える、保険見直しで注意するポイント5選」で詳しく説明しています。
日本生命の「もしものときの生活費」を解説
さて、ここからは日本生命の「もしものときの生活費」の解説です。
所定の就業不能状態に備える保険です。不足する生活費をサポートすることができるとのこと。
下記は提案の例です。
60日間の就業不能状態になったら、短期就業不能給付金が受け取れ、20ヶ月目からは長期就業不能給付金を受け取ることができます。
提案の例では、短期就業不能給付金が20万円、長期就業不能給付金が25万円に設定してありますが、もう少し下げれば、月々2〜3000円でも加入することができます。
また、病気や怪我による就業不能状態は、長期就業不能給付金が受け取れますが、うつなどの精神疾患は短期就業不能給付金のみしか受け取ることができません。
日本生命の「もしものときの生活費」はなぜ入ってはいけないか?
では、なぜ「もしものときの生活費」に加入してはいけないのか?
まず問題なのが、支払われるまでの期間です。病気や怪我によって最低でも60日間、働けない状態が続く必要があります。
各社の比較はこちら。
保険会社 | 支払いまでの期間 |
---|---|
日本生命 | 60日間 |
第一生命 | 14日で短期就業不能給付金 30日で就業不能給付金 |
住友生命 | 30日 |
明治安田生命 | 30日 |
日本生命だけ他の生命保険会社より倍以上長い期間、就業不能にならないと保険金が支払われません。※住友生命は会社所定の要介護状態にならないと支払われないので、要確認。
これかなり大きいですよね。1ヶ月も変わってきます。どうせ保険料を払うのであれば、すぐに支払われた方がいいですよね。
その他、保険会社を比較検討する際は、「保険見直し本舗」で複数のプランを比較することができます。
1時間程度の無料相談ができるので、1つの生命保険会社だけでなく、複数から良い商品を選んでみてください。
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もう1つの理由は、保険金が支払われないケースが多く、苦情が殺到しているそう。これは保険のセールスがしっかりと説明をしていないのも問題だと思います。
在宅療養でも保険金を支払うとは書いてあるのですが、その条件がかなり細かいみたいです。
細かい支払い事由なんて読む人はほとんどいないですからね。契約する際に分厚い約款に書かれていますが、専門用語で分かりずらかったり、そもそもどこを読めばいいか分からなかったり。
そもそも、セールスも細かい支払い事由まで理解している人は少ないです。
・支払いまでの期間が長い ・支払われないケースがある
以上が「もしものときの生活費」に入らない方が良い理由です。
まとめ
保険は付き合いで入っている人も多くいます。
しかし、付き合いで悪い保険に入って、いざという時に保険金が支払われなければ意味がありません。
保険について詳しく分からないのであれば、第三者の意見も聞く必要があります。言われたまま加入していてはいけません。
しっかりと比較検討をして、あなたに合った良い保険を見つけてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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