個人年金保険を検討している
この前保険のおばちゃんに年金保険を勧められたよ。
年金保険に加入する前に必ずデメリットを確認しておくべきやで!
・最近生保の営業さんから個人年金保険を勧められた。 ・積立をしていきたいけど個人年金保険の特徴を知りたい。 ・積立商品で損をしたくない。
こんなあなたに向けて記事を書きました。
将来のために、貯金だけでなく、積立商品を検討しているあなたは、とても素晴らしいと思います。
しかし、毎月数万円を支払っていくので、本当に良い商品なのか?継続して支払っていけるか?不安もあると思います。
毎月数万円といっても、それが数十年となると決して安い買い物ではありませんからね。
商品の特徴やメリット・デメリットをしっかり把握した上で決断することで、将来の不安も少なくなると思います。
損をしないためにも、個人年金保険についてしっかりと特徴を勉強していきましょう!
個人年金保険のメリット
まずはメリットの説明から。
個人年金保険のメリット①確実に増える
円建ての個人年金保険であれば、預貯金に比べれば確実に増やすことができます。
現在預貯金の利率は0.001%。預けていてもほとんど増えません。
円建ての個人年金保険であれば、為替リスクもなく、返戻率105%ほどは可能になります。
個人年金保険のメリット②税金の控除が受けれる
個人年金保険料控除を活用することで、積立をしながら税金を減らすことができます。
年間の最大控除額は所得税が4万円、住民税が2.8万円です。
所得税10%の場合 | 所得税20%の場合 |
---|---|
所得税4000円 | 所得税8000円 |
住民税2800円 | 住民税2800円 |
年間6800円減税 | 年間10800円減税 |
所得にもよりますが、毎年最大上記の額の控除を受けることができます。
個人年金保険のメリット③クレジットカード払いができる
全ての保険会社がクレジットカード払いは対応ではありません。
国内生保であれば、「日本生命」「住友生命」はクレジットカード払いが可能です。
楽天カードなどポイントが1%たまるカードであれば、積立をしながらポイントも貯まるのでお得ですね。
個人年金保険のデメリット
続いて個人年金保険のデメリット。
個人年金保険のデメリット①短期解約での元本割れリスク
これは保険で積立をする際の一番のデメリットになりますね。
また、個人年金保険の場合、保険と言っていますが、保障は付いていません。
加入時の年齢にもよりますが、少なくとも20年くらいは積み立てないと、元本割れするでしょう。
急にお金が必要になっても、解約することができな。流動性が極めて低いです。
また、一度加入してしまえば、解約は損をすることになるので、解約したくてもズルズルと契約を継続してしまうこともあります。
個人年金保険のデメリット②利率が低い
メリットで確実に増やすことができると紹介しましたが、利率は極めて低いです。
20年ほど前は「お宝年金」と呼ばれ、返戻率が200%を超えるものも。それに比べて現在は返戻率105%程度。
30〜40年も積み立てて、支払額の5%程度しか増えないのは、なんだか物足りないですね。
また、日本生命の場合は「配当込み」で返戻率130%と謳っていましたが、配当は未確定部分なので将来受け取れるか分かりません。
確実に増える分を考えると、かなり利率は低いと思われます。
営業マンは都合の良いことしか言いませんからね(汗)
個人年金保険のデメリット③受け取り時に税金がかかる
メリットでは払い込み時に税金の控除が受けれると説明しました。しかし、受け取る時には税金がかかってしまう場合があります。
個人年金保険の受け取り方は2種類。「一括受け取り」と「年金受け取り」です。
年金とは言うものの満期時に一括で受け取ることも可能です。受け取り方によってかかる税金も変わってきます。
受け取り方 | 所得の種類 | 所得の計算方法 |
---|---|---|
一括受け取り | 一時所得 | 総受取額−支払額−50万円 |
年金受け取り | 雑所得 | 年間受取額−年間支払い額 |
現在は利率がかなり低いので、あまり増えません。
税金がかかったとしてもそこまで大きな金額にはならないので、気にする必要はないかもしれませんが、念のため頭に入れておいてください。
個人年金保険以外のおすすめ積立商品
ここまで読み進めて、
「個人年金保険にやっぱり加入したい!」
と思ったあなたは、勧めてくれた生保の営業さんに連絡してあげてください。喜ぶと思います。
検討してみたけど、
「個人年金保険はなんだか微妙だな。」
と思ったあなたには、他のおすすめを紹介します。
正直、個人年金保険は入らんほうがええで。他の積立商品の方がよっぽどええな。
そこでおすすめしたいのが、「積立NISA」と「iDeCo」です。この2つは、個人年金保険よりも高利回りを狙うことができます。
また、国も貯蓄から投資へと目標を掲げて力を入れているので、税金面もかなり優遇されています。自分で商品を選ぶ必要はありますが、勉強するとかなりお得に運用することができます。
NISAとiDeCoの特徴を分かりやすく解説をしているので、「知らないと恥をかく!?NISAとiDeCoで投資を学ぶ!」もご覧ください!
まとめ
おさらいです。
なんとなく理解できましたでしょうか?
個人年金保険はなんだか微妙だなと思うあなたは、積立NISAやiDeCoで積立投資に挑戦してみてください。知らないと恥をかく!?NISAとiDeCoで投資を学ぶ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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